板厚1.4mmのSUS430シムの製作事例です。t1.4の材料は市場にはありませんので、t1.5の材料から研磨しt1.4に落としました。
試作、限定製作などにご対応しており、数量は1個から数千個単位(5000個/lot 以上はご対応不可)の量産まで柔軟にご対応します。
ただし、この大きさ・板厚になると100枚〜200枚程度が限界の数量となります。
レーザー、エッチング、ワイヤーカット、プレスなど様々な加工にご対応しており、数量や仕様に合わせて、それぞれの加工方法の特徴を活かした加工方法でシムを製作します。
少量製作においては、バリを考慮して加工するため、バリ取りの要らないシムを製作しています。また、シム製作に適した歪みもほぼゼロで加工を行いますので、歪み取りも要らないシムをご提供します。材質、板厚よっては材料自体のソリが出ている場合がありますが、歪みではないので、基本的には使用時には問題なくお使い頂いております。
SUS430は、フェライト系のステンレスで、5大要素にクロムを添加した、18Crステンレスになります。クロムを添加することにより耐食性は上がりますが、SUS304に比べると耐食性は劣ります。建築内装用、家庭用器具、家電部品などで使用されるt0.3以上の流通性の高いSUS430は、SUS304よりも安価ですが、t0.3未満の材料は、流通性の問題からかSUS304よりも材料費があがります。
C | Si | Mn | P | S | Cr | Fe |
0.12以下 | 0.75以下 | 1.00以下 | 0.04以下 | 0.03以下 | 16.00〜18.00 | 残り |
密度 (g/cm3) |
融点 (℃) |
電気抵抗 (μΩcm) |
熱膨張係数 (10-6 / ℃) |
熱伝導率 (W / mK) |
ヤング率 (N/mm2) |
7.70 | 1480〜1508 | 60 | 15.9 | 16.3 | 193 |
仕上げ状態 | 引張強度 (N / mm2) |
硬さ試験 (HV) |
伸び (%) |
焼きなまし | 450〜570 | 140〜190 | 22〜32 |
無酸素銅はブスバーや端子などによく使われる材質で、銅の純度が高く導電性に優れている材料ですが、その分柔らかく、バネ性は、ほぼありません。
比重 | 8.94 |
熱膨張係数 (20〜300℃)10-6/K |
17.7 |
熱伝導度 (20℃)W/(m・K) |
391 |
体積抵抗率 μΩ・m |
0.0171 |
導電率 %IACS |
101 |
縦弾性係数 Gpa |
118 |
引張試験 | 曲げ試験*1 | 硬さ試験(参考) | |||||
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厚さ mm |
引張強さ N/mm2 |
伸び % |
厚さ mm |
曲げ角度 | 内側半径 | 厚さ mm |
硬さ*2 HV |
0.10以上 0.15未満 | 215〜285 | 15以上 | 2.0以下 | 180° | 厚さの0.5倍 | 0.30以上 | 55〜100 |
0.15以上 0.30未満 | 20以上 | ||||||
0.30以上 4.0以下 | 215〜275 | 25以上 |
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