コストパフォーマンスのご提供
外形カット(トリミング)の加工選択でコストパフォーマンスのご提供板バネ、シム、シールドケース、ターミナルなどの板金パーツを製作するにあたり曲げ加工で成形しているものは、展開を行いデーター化して外形カット(トリミング)の工程に移りますが、「こだま」では、要求精度、製作数、材質において、条件に適した外形カット(トリミング)加工方法を選択し、品質向上またはコストパフォーマンスをご提供しています。
1)ワイヤカット放電加工(板金パーツ1個から数百個製作に適しています)
スタート穴を細穴放電加工機で開け、ワイヤを通して放電を行い材料カット(トリミング)を行います。
「こだま」では金型製作での材料トリミングを行うほか、板バネ、シム、シールドケース、ターミナル等の板金パーツの材料を重ねて切断する、ワイヤカット重ね切として使用します。
高精度な材料カット(トリミング)が行えるほか、カット後の、熱影響による歪などの影響が非常に少なく薄板材(t0.03~)の切断に適しています。
また、独自の治具に数十~数百枚の材料をセットして加工する、重ね切を行う事で、よりローコストで高品質な外形カットが可能です。
- 【細穴放電加工機】
- 【放電状態】
- 【ワイヤカット放電加工機】
- 【サンプル】
2)フォトエッチング加工(板金パーツ数百個から数千個製作に適しています)
写真原版を使って行う精密板金加工法で、板厚(SUS例)t0.005~の箔の加工対応をも可能にします。
外形製作(薬品による材料抜き)にあたり、原版という初期費用が発生しますが、原版費もローコストで製作できるのが「こだま」の特徴です。
原版を製作することにより、高精度な材料カット(トリミング)がよりローコストに対応することが出来ます。
- 【フォットエッチング加工機】
- 【サンプル】
3)レーザー加工(t0.2以上のサイズの大きな製品の小ロット製作に適しています)
薄板鋼板をレーザー(レーザー発振器)を用いてデーター通りの材料カット(トリミング)を行います。
クリーンカット対応が可能ですので、切断面を酸化させずに切断可能です。
- 【レーザー加工機】
- 【サンプル】
4)NCターレットパンチプレス(タレパン)加工(t0.5以上のサイズの大きな製品の小ロット製作に適しています)
特定の金型を組み合わせてプレスしてデーター通りの形に加工しますが、外形加工などニブリングといって金型を少しずつずらして打ち抜く工法で、その際にニブリング跡と呼ばれる継ぎ目が出来てしまいますが、加工費は安価です。
(高精度ターレットパンチプレスの対応も可能です)
- 【NCターレットパンチプレス加工機】
- 【サンプル】
(曲げ加工・スポット溶接加工含む)
5)プレス加工(コスト的に500個~製作から適用の検討を行います)
下記画像のように金型上下を使った打ち抜き加工になります。 t0.2以上の材料に対し、1ストロークで外形抜き(トリミング)が行えますので、製品単価は極めてローコストになりますが、金型製作としての初期費用が発生します。
- 【プレス加工機】
- 【サンプル】
(プレス加工(抜き・曲げ))
6)その他
比較的大きなサイズの非鉄金属切断に適しているウォータージェット加工、簡易絞り加工(円錐形)では円形切断、切削加工を利用した絞り形状削りおとしなど、製作条件に合わせて加工方法の選択を行っています。