板厚0.08のDカットシムを製作しました。ご指定寸法のシムリングで、薄板のため歪みが出やすいですが、加工による歪みは、ほぼゼロで加工しています。外形の形状、穴径や穴の位置など全てオーダー製作で製作しております。
試作、限定製作などにご対応しており、数量は1個から数千個単位(5000個/lot 以上はご対応不可)の量産まで柔軟にご対応します。
レーザー、エッチング、ワイヤーカット、プレスなど様々な加工にご対応しており、数量や仕様に合わせて、それぞれの加工方法の特徴を活かした加工方法で薄板シムを製作します。
箔材も加工が出来る熱影響の少ない加工で製作を行なっていますので、加工による歪みをほぼゼロに抑えてシムを製作しています。
SUS304は、オーステナイト系のステンレスで、5大要素にニッケルとクロムを添加した、18-8ステンレスになります。SUS430と並んで一般的なステンレスで、もっとも板厚の種類が豊富に流通している材質となります。また、冷間圧延材は板厚精度高く、調整用シムに最も多く使用されている材質です。
C | Si | Mn | P | S | Cr | Ni |
0.08以下 | 1.00以下 | 2.00以下 | 0.045以下 | 0.03以下 | 16.00〜18.00 | 8.00~10.50 |
密度 (g/cm3) |
比熱 J(kg・K) |
電気抵抗 (μΩcm) |
熱膨張係数 (10-6 / ℃) |
熱伝導率 (W / mK) |
ヤング率 (N/mm2) |
7.90 | 502 | 72 | 17.3 | 16.3 | 193 |
調質 | 引張強度 (N / mm2) |
硬さ試験 (HV) |
伸び (%) |
1/2H | 780以上 | 250以上 | 6以上 |
3/4H | 930以上 | 310以上 | 3以上 |
H | 1130以上 | 370以上 | - |
シムリングによく使用される材質は、鉄系、ステンレス系、銅系と様々ですが、テープ形のシムリングはゲージ鋼、スペーサーとしてのシムリングはSUS304が多いのではないでしょうか。ゲージ鋼は幅が狭く、手のひらサイズのシムリングを製作することができないため、板厚公差の精度もよく、耐食性にも優れていることから弊社ではオーダー製作ではステンレスシムリング多く製作しています。下記は、弊社で取り扱いのある材質について記載しておりますので、ご覧ください。
炭素鋼と並んで、よく使用されている材料としてステンレスがあります。ステンレスは炭素鋼と違い、耐食性に優れているため油が使用できない場所や、食品加工機や医療機器など衛生的な理由から使用できな部位に使用されることが多いです。また、板厚の種類が豊富なことも特徴で、最薄の材料ですと5ミクロンからあります。 また、t0.2以下のステンレスは、板厚公差±0.003のシムリングが製作できます。
材質 | SUS301-CSP・SUS304-CSP・SUS316-CSP・SUS631-CSP |
---|---|
板厚(mm) | 0.005、0.01、0.02、0.03、0.04、0.05、0.06、0.07、0.08、0.09、0.10、0.11、0.12、0.13、0.14、0.15、0.16、0.17、0.18、0.19、0.20、0.25、0.28、0.30、0.35、0.40、0.45、0.50、0.6、0.70、0.80、0.90、1.00、1.20、1.50、2.00 |
*材質によって、取り扱いのある板厚はことなります。
炭素工具鋼(SK材)は比較的板厚が高精度に作られています。また材料幅も300mmなどもあるため、大きめのシムリングも製作できるほか、板厚の種類も豊富なため また、炭素鋼でも材料の製作の時点で熱処理された焼き入れリボン鋼という材料があります。リボン鋼であれば、低温焼き鈍しをしない場合は精度が出せるようになります。ただ、リボン鋼のデメリットとしては、硬度の高い材料ですので必ず曲げRが必要となります。
冷間圧延鋼帯(SK5)を焼き鈍ししたもの | |
---|---|
板厚(mm) | 0.30、0.40、0.50、0.6、0.70、0.80、0.90、1.00、1.20、1.40、1.50、1.6、1.75、1.80、1.90、2.00、2.20、2.30、2.50、2.60、2.80、3.00 |
冷間圧延鋼帯(SK5)を焼き入れしたもの | |
---|---|
板厚(mm) | 0.05、0.10、0.13、0.15、0.18、0.20、0.23、0.25、0.28、0.30、0.33、0.35、0.40、0.45、0.50、0.6、0.70、0.80、0.90、1.00、1.20、1.40、1.50、1.6、2.0、2.5、3.0 |
詳しくは、豊富な薄板金属の在庫をご覧ください。
導電性が必要であったり、軽量化が求められる製品には、銅系やアルミ系のシムリングが使用されます。
無酸素銅
材質 | C1020 |
---|---|
板厚(mm) | 0.1、0.2、0.3、 0.4、 0.5、 0.6、 0.8、1.0、 1.2、1.5、1.6、2.0 |
タフピッチ銅
材質 | C1100 |
---|---|
板厚(mm) | 0.1、 0.15、 0.2、 0.25、 0.3、0.4、 0.45、 0.5、 0.6、 0.7、 0.8、1.0、 1.2、 1.4、 1.5、 1.6、 1.8、 2.0 |
リン脱酸銅
材質 | C1220 |
---|---|
板厚(mm) | 0.01、0.02、0.03、0.04、0.05、0.06、0.07、0.08、0.09、0.2、0.25、0.3、 0.4、 0.5、 0.6、 0.8、1.0、 1.2、1.5、1.6、2.0 |
リン青銅
材質 | C5210,C5191 |
---|---|
板厚(mm) | 0.1、 0.15、 0.2、 0.25、 0.3、0.35、 0.4、 0.45、 0.5、 0.6、 0.7、 0.8、1.0、 1.2、 1.4、 1.5、 1.6、 1.8、 2.0 |
真鍮
材質 | C2680・C2801 |
---|---|
板厚(mm) | 0.1、0.2、0.25、0.3、0.4、0.5、0.6、0.7、0.8、1、1.2、1.4、1.5、1.6、2、2.3、2.5、2.6、3、3.2、3.5、4、5、6、8、10 |
純アルミ
材質 | A1050 |
---|---|
板厚(mm) | 0.1、0.15、0.2、0.3、0.4、0.5、0.6、0.8、1、1.2、1.5、1.6、2、2.5 |
アルミ合金
材質 | A5052 |
---|---|
板厚(mm) | 0.3、0.4、0.5、0.6、0.7、0.8、1、1.2、1.5、1.6、2、2.5 |
こだま製作所へのお問い合わせは、下記フォームからどうぞ!
担当者がご回答致します。