こだま製作所では、EMC対策で使用されるシールドケースのオーダー製作を専門にしております。
試作品や小ロットの箱型のシールドケースは、算数で習うサイコロの展開方式で製作するため、4角にどうしても隙間ができてしまいます。
多少の隙間は問題ないことが多いようですが、シールド効果を高めるため4角を閉じた状態にする必要がある製品の場合はどのようにすればいいのでしょうか。
完全に囲いたい場合にする加工方法として一般的なのが絞り加工です。プレスなどで任意の形状の絞り込むため隙間なく製作が可能になります。しかし、絞り加工の場合は、どうしても金型が必要になり、初期費用・生産ロットがネックになり小ロットや試作品には向いていません。
そこで、小ロットに対応するために溶接構造にして製作します。ただ、溶接と言ってもティグ、レーザー、ろう付け、はんだ付け、スポット溶接と方法が複数あります。この中でも薄板に対応できるのは、レーザー、はんだ付けか、スポット溶接になります。はんだ付けは行っておりませんので除外しますが、お客様自身でも取り扱える接合方法ではあります。
レーザー溶接は、焦点の径が小さいので曲げ加工の精度をかなり上げる必要があるため、こだま製作所ではスポット溶接でご対応しております。
角の隙間を無くした シールドケース |
溶接による半円型 シールドケース |
角の隙間を無くした シールドケース 2 |
溶接による枠型 シールドケース |
こだま製作所では小ロット〜中ロット(2000個程度まで)のシールドケース製作に特化しております。数量や形状に合わせて様々な加工方法を変えてニーズに合わせたシールドケースのオーダー製作にご対応しております。
シールドケース の製作に関するお問い合わせはフォームより(添付ファイルも出来ます)ご連絡ください。
鉄系 | SPCC(鉄)、SPTE(ブリキ)、SK(生・焼き入れリボン鋼) |
ステンレス系 | SUS304:BA、1/2H 3/4H・H・EH |
SUS301:1/2H・3/4H・H・EH | |
SUS316、SUS631、SUS430、SUS410 | |
パーマロイ材 | 42アロイ、50アロイ、インコネル、インバー |
銅系 | C1100P(タフピッチ銅) |
C2801(真鍮) | |
C5210P(りん青銅板二種)、C5210(バネ用りん青銅板) | |
C7521(洋白板二種)、C7701(バネ用洋白板) | |
C1700/C1720(バネ用ベリリューム銅) | |
その他 | チタン、チタンバネ、モリブデン |
弊社へのご質問の多い材質、またはご依頼いただく製品の、主流材質の性質を記載していますので参考にしてください。
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