薄板・微細・精密金属加工の有限会社こだま製作所

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「箱型シールドケースの4角の溶接」

薄板・微細・精密金属加工のこだま製作所の「事例紹介」です

箱型シールドケースの4角の溶接

こだま製作所では、EMC対策で使用されるシールドケースのオーダー製作を専門にしております。
試作品や小ロットの箱型のシールドケースは、算数で習うサイコロの展開方式で製作するため、4角にどうしても隙間ができてしまいます。
多少の隙間は問題ないことが多いようですが、シールド効果を高めるため4角を閉じた状態にする必要がある製品の場合はどのようにすればいいのでしょうか。

完全に囲いたい場合にする加工方法として一般的なのが絞り加工です。プレスなどで任意の形状の絞り込むため隙間なく製作が可能になります。しかし、絞り加工の場合は、どうしても金型が必要になり、初期費用・生産ロットがネックになり小ロットや試作品には向いていません。

溶接構造で小ロット・試作品の加工に対応

そこで、小ロットに対応するために溶接構造にして製作します。ただ、溶接と言ってもティグ、レーザー、ろう付け、はんだ付け、スポット溶接と方法が複数あります。この中でも薄板に対応できるのは、レーザー、はんだ付けか、スポット溶接になります。はんだ付けは行っておりませんので除外しますが、お客様自身でも取り扱える接合方法ではあります。

レーザー溶接は、焦点の径が小さいので曲げ加工の精度をかなり上げる必要があるため、こだま製作所ではスポット溶接でご対応しております。

溶接構造のシールドケースの製作事例

shieldcase_8207(1).JPG
角の隙間を無くした
シールドケース
sheet-metal_3295.JPG
溶接による半円型
シールドケース
shieldcase_3802.jpg
角の隙間を無くした
シールドケース 2
shieldcase_9677.jpg
溶接による枠型
シールドケース

シールドケースのオーダー製作技術

こだま製作所では小ロット〜中ロット(2000個程度まで)のシールドケース製作に特化しております。数量や形状に合わせて様々な加工方法を変えてニーズに合わせたシールドケースのオーダー製作にご対応しております。

  1. 箱型シールドケースを1個からの少量製作
  2. 金型レスで初期費用を抑えて製作
  3. 簡易金型で複雑な加工(部分的なエンボス加工も!)にも対応
  4. ハステロイ・インコネル・ベリリウムなど特殊な材質に対応

シールドケース の製作に関するお問い合わせはフォームより(添付ファイルも出来ます)ご連絡ください。

取扱い材料

鉄系 SPCC(鉄)、SPTE(ブリキ)、SK(生・焼き入れリボン鋼)
ステンレス系  SUS304:BA、1/2H 3/4H・H・EH
SUS301:1/2H・3/4H・H・EH
SUS316、SUS631、SUS430、SUS410
パーマロイ材 42アロイ、50アロイ、インコネル、インバー
銅系 C1100P(タフピッチ銅)
C2801(真鍮)
C5210P(りん青銅板二種)、C5210(バネ用りん青銅板)
C7521(洋白板二種)、C7701(バネ用洋白板)
C1700/C1720(バネ用ベリリューム銅)
その他 チタン、チタンバネ、モリブデン

弊社へのご質問の多い材質、またはご依頼いただく製品の、主流材質の性質を記載していますので参考にしてください。

記事に関連する製作事例

シールドケースの箱型形状画像

シールドケースの箱型形状

事例詳細

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