ステンレスでも磁性を持つフェライト系ステンレスのSUS430 2Bの製作事例です。一般的なSUS304は磁性を持ちませんが（バネ材は多少あります）SUS430は鋼のように磁性を持ちます。磁性は持つものの耐食性に優れているのが特徴で、シールドケースとしても使用されることがあります。

SUS430の板金加工を１個から

試作、限定製作などにご対応しており、数量は１個から数千個単位（5000個/lot 以上はご対応不可）の量産まで柔軟にご対応します。
ただし、この大きさ・板厚になると１００枚〜２００枚程度が限界の数量となります。

数量・仕様に合わせた加工をご提供

レーザー、エッチング、ワイヤーカット、プレスなど様々な加工にご対応しており、数量や仕様に合わせて、それぞれの加工方法の特徴を活かした加工方法で板金加工を行います。

バリ取りの要らない精密加工

少量製作においては、バリを考慮して加工するため、バリ取りの要らない加工方法でトリミングしていきます。また、歪みもほぼゼロで加工を行いますので、t0.1以下の薄板の板金加工も可能です。材質、板厚よっては材料自体のソリが出ている場合がありますが、歪みではないので、基本的には使用時には問題なくお使い頂いております。

SUS430の概要

SUS430は、フェライト系のステンレスで、５大要素にクロムを添加した、18Crステンレスになります。クロムを添加することにより耐食性は上がりますが、SUS304に比べると耐食性は劣ります。建築内装用、家庭用器具、家電部品などで使用されるt0.3以上の流通性の高いSUS430は、SUS304よりも安価ですが、t0.3未満の材料は、流通性の問題からかSUS304よりも材料費があがります。

化学成分

物理的性質

機械的性質