一般的に板バネは、ステンレスや炭素鋼を使用しますが、
高温下での使用として、インコネル材で板バネを製作しました。
ニッケルをベースに、クロム、鉄、モリブデン等の合金で、クロム、モリブデンの含有量によって
その特性も変わり、インコネル600,625,718,X750の種類に分けれれています。インコネル材は、
耐熱性、耐食性に優れているだけではなく、耐酸化性、耐クリープ性に優れています。
用途としては、高温環境で使用する、原子力関連部品や、産業用タービンなどに使用されています。
※既製品の販売はしておりません
「こだま」では、数多くの板バネ試作を手掛けてきた結果、
独自製作の金型における、曲げ工程の標準化と、簡易金型のノウハウを蓄積しました。
その結果、1個~数千個までの板バネ製作における、短納期・高品質のご提供が可能となりました。
また、量産においては、本作金型の製作を行い対応します。
板バネの機能しては、大きさ,形,材料,接触力,などが要素となりますが、
板バネ製作が必要になった場合、概ね形状等は、イメージされているかと思いますので、
図面化を行い重要項目をご記入のうえ、下記フォームにてメールまたは、FAXで送信ください。
既に図面がある場合は、即時に具体的回答が行えます。
※失敗しない板バネの設計については、こちらから
※板バネの形状については、こちらから
※板バネの製作事例は、こちらから
※取り扱い材料は、こちらから
ステンレス系の薄板・板金パーツや、ステンレス系板バネにはSUS304-CSPが最もよく利用されていますが、板バネにはバネ特性の低い順に1/2H,3/4H,Hと一般的には、3段階で、用途に応じて使用されています。
シムに使用する材料としてもSUS304-CSPが一般的で、2B材に対し材料費はある程度高くなりますが、板厚精度が高いことから、ご指定の無い場合弊社ではCSP材を使用しています。
また、SUS304 CSPよりさらに高いバネ特を要する板バネには、SUS301 CSPを使用しています。
SUS301もSUS304と同じくバネ特性は一般的に3段階で用途に応じて利用されています。
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鉄系板バネとしてはSUP材となりますが、薄板バネ材としては入手困難な板厚もありますので、弊社ではお客様ご承諾の上、類似材として曲げ成形の多い板バネにはSK材(生材)を使用し、成形後焼き入れ焼き戻しの処理を行い、主に平板の形状カットのみの板バネには焼き入れリボ鋼をよく使用しています。
Sk材とはバネ用炭素鋼帯の一種で、焼入れリボン鋼とはバネ用炭素鋼帯に熱処理(焼入れ焼戻し)を施して製造される焼入鋼帯で、主に薄板バネや、ゼンマイバネ、刃物に使用されています。
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