リン青銅には、バネ特性をもつ材質とバネ特性のもたない材質の、大きく二つに分かれています。
バネ材の種類としては、C5210材が主流で電気伝導率が高く、バネ姓に優れていて曲げや絞りの成形性も高く、
非磁性でメッキしやすい材料で、コネクタ、スイッチ、リレー端子などに使用されています。
※りん青銅板の販売は、こちらから
「こだま」では、りん青銅板バネの製作において、試作・少量製作の場合、
金型レス・簡易金型で対応しています。
金型レスの特徴は、何と言っても初期費用が掛からないことです。
また金型となると、最少ロットがどうしても数千個となりますが、
金型レスで製作することによって、1個から製作が可能となります。
ただし、工程数が掛かるため製作費は上がります。
それでも、トータルコストで考えると1/10くらいになることも
※金型レスの詳細は、こちらから
ニッケル等のメッキ処理も、少量から対応が可能です。
リン青銅板バネのニッケル鍍金処理 |
リン青銅板バネのニッケル鍍金処理 |
研究・開発機関のお客様とメインにお取引させて頂いておりますので、
手続きにあたり有償となりますが、ご対応しております。
お問い合わせの際に、お申し付けください。
バネ用ベリリウム銅,リン青銅、及び洋白の標準板厚 | |
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材質 | C1720、C1700、C7701,C7521,C5210,C5191 |
板厚 mm | 0.1、 0.15、 0.2、 0.25、 0.3、0.35、 0.4、 0.45、 0.5、 0.6、 0.7、 0.8、1.0、 1.2、 1.4、 1.5、 1.6、 1.8、 2.0 |
真鍮 | |
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材質 | C2801 |
板厚 mm | 0.1、0.2、0.25、0.3、0.4、0.5、0.6、0.7、0.8、1、1.2、1.4、1.5、1.6、2、2.3、2.5、2.6、3、3.2、3.5、4、5、6、8、10 |
タフピッチ銅 | |
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材質 | C1100 |
板厚 mm | 0.1、 0.15、 0.2、 0.25、 0.3、0.4、 0.45、 0.5、 0.6、 0.7、 0.8、1.0、 1.2、 1.4、 1.5、 1.6、 1.8、 2.0 |
無酸素銅 | |
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材質 | C1020 |
板厚mm | 0.3、 0.4、 0.5、 0.6、 0.8、1.0、 1.2、1.5、 1.6、2.0 |
板厚mm | 材料幅200以下 C1700,C1720 |
材料幅400以下 C5210,C7701 |
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0.05以上 0.08以下 | ±0.005 | |
0.08を越え 0.15以下 | ±0.008 | |
0.15を越え 0.25以下 | ±0.013 | |
0.25を越え 0.4以下 | ±0.018 | |
0.4を越え 0.55以下 | ±0.020 | |
0.55を越え 0.7以下 | ±0.025 | |
0.7を越え 0.9以下 | ±0.030 | |
0.9を越え 1.2以下 | ±0.035 | |
1.2を越え 1.5以下 | ±0.045 | |
1.5を越え 2以下 | ±0.050 |
種類の記号 | 調質記号 | 硬度(Hv) | 引張強さ (N/㎜2) |
伸び(%) |
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C5191(りん青銅2種) | 1/2H | 150~205 | 490~610 | 20%以上 |
H | 180~230 | 590以上 | 8%以上 | |
C5210(バネ用りん青銅) | 1/2H | 140~205 | 470~610 | 27%以上 |
H | 185~235 | 590以上 | 20%以上 | |
C7521(洋白2種) | 1/2H | 120~180 | 440~570 | 5%以上 |
H | 150~210 | 540~640 | 3%以上 | |
C7701(バネ用洋白) | 1/2H | 150~210 | 540~655 | 8%以上 |
H | 180~240 | 630~735 | 4%以上 | |
C1700(ベリリューム銅) 時効効果処理後 |
1/4H | 330~410 | 1100以上 | 2%以上 |
H | 360~430 | 1230以上 | - | |
C1720(ベリリューム銅) 時効効果処理後 |
1/2H | 345~430 | 1180以上 | 2%以上 |
H | 380~450 | 1270以上 | - |
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