「こだま」は、銅板加工における形状、板厚、製作数等の要因に対し、最適な加工方法の選択を行い対応しています。
※さまざまな加工方法(形状カット)は、こちらから
その中でも、板厚t0.005(銅板はt0.1~)~t0.5の製品に最適なエッチング加工をご紹介します。
◆曲げ加工
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◆スポット溶接
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エッチング加工とは、化学薬品の腐食作用を利用して、形状の塑形(トリミング)
・表面加工(ハーフエッチング)を行う、金属板における塑形法です。
銅板に対しては、古くから版画等の製作に使用していた経緯があり、
現在では接点等の、様々な銅成形部品の製作に、
使用されています。
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※電気部品には、主にC1100,C1020が主流に使用されています。
1)タフピッチ銅(C1100)
酸素を0.02~0.05パーセント含む純度99.9パーセント程度の銅をタフピッチ銅とおしています。
特徴:導電性、展延性に富み、強度が高い。
用途:母線、バスバー(ブスバー)、リチウムイオン電池用タブリード、コイル材、ガスケット
2)無酸素銅(C1020)
酸素を0.02~0.05%の酸素を含むいわゆるタフピッチ銅としていますが,酸素を除去した銅を無酸素銅としています。
無酸素銅は電気・熱の伝導性、展延性・絞り加工に優れ、溶接性・耐食性・耐候性がよく、還元性雰囲気中で高温に加熱しても水素脆化を起こしません。
特徴:電気・熱の伝導性に優れ、絞り性・耐食性・耐候性がよく、広く導電用材料としてお使いいただけます。
用途:母線、バスバー(ブスバー)、リチウムイオン電池用タブリード、コイル材、ガスケット
3)りん脱酸銅(C1220)
ケイ素、リチウム、リチウム等の脱酸材を加えて、酸素を除去した銅を指します。
特徴:脱酸剤の一部が残留するため,他の銅材に対しやや劣りますが、曲げ性・絞り加工性・溶接性(ティグ・ロウ付け)
・耐食性・耐候性・熱伝導性に優れています。
用途:建築用、給湯器用部品、空調配管部品、電気冷蔵庫部品、ヒューズキャップ
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