リン青銅板バネは、リンを含有する青銅合金で作られた板状のバネです。これらのバネは、高い耐摩耗性、耐食性、および疲労耐性を持ち、さまざまな産業分野で使用されています。リン青銅合金は、通常、銅と錫にリンを添加して作られます。この合金は、一般的な青銅よりも硬く、耐久性が高く、疲労に対する耐性が優れています。そのため、リン青銅板バネは、高い応力や負荷に耐える必要がある場所で使用されることがよくあります。
リン青銅板バネの製作工程は、形状カットを行い曲げ加工を行って成形を行いますが、バネ特性の高い材質は、一般材を成形するよりも、曲げ加工における工程がが増える(スプリングバックへの対処)ケースが多いです。よって、複数の金型が必要になりますが、「こだま」では、バネ接点における数々の試作を行ってきた中で、独自製作の金型の標準化(金型レス)を確立していますので、金型の初期費用が必要なく、または少額で製作がすることが可能です。また、追加工(エンボス等)が必要な場合は簡易金型の製作を行い対応しています。
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リン青銅板バネは、特定の要件に合わせてカスタマイズできるため、さまざまな産業で広く使用されています。
リン青銅は、青銅合金の一種であり、銅とリンが主な成分です。通常、青銅は銅と錫の合金で知られていますが、リン青銅はその代わりに銅とリンが組み合わされた合金です。リン青銅には、さまざまなリン含有量や他の添加物が含まれることがありますが、一般的には銅とリンの割合が高いものがあります。
リン青銅合金にはいくつかの特性があります:
高い耐摩耗性: リン青銅合金は一般的に、通常の青銅よりも摩耗に対する耐性が高いとされています。
そのため、機械部品や軸受などの摩擦部品として使用されることがあります。
耐食性: リン青銅合金は耐食性が高く、腐食や錆びに対して優れた性能を示すことがあります。
これは、海洋環境や化学産業などの腐食性の高い環境での使用に適しています。
強度と硬さ: リン青銅合金は一般的に強度と硬さが高く、靭性も持っています。
これにより、部品や構造物の強度を向上させるために使用されることがあります。
耐疲労性: リン青銅合金は、繰り返しの負荷や振動に対する耐性があります。
この特性は、高い応力下で使用されるバネや部品に適しています。
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