板バネはコイルばねと違い、形状・用途が様々なため、製作も全ての板バネに対応できるわけではありません。 まずは、わかりやすく対応範囲から紹介していきますので、板バネ製作のご依頼をご検討中の方は、是非ご覧ください。
基本的には、できないこと以外にはなりますが、特にこちらのような条件の板バネを多く製作しています。
こだま製作所では下記のような板バネを多く製作しています。 守秘義務契約上、掲載できない形状もあり事例集のものは一部ですが、事例集もご覧ください。
爪先サイズのような、微細板バネの製作依頼をよく頂いています。 市販の金型では難しく、独自の金型が必要になり、加えてバネ材であるため難度が上がります。
t0.1以下の金属箔のバネ材を加工して製作する薄板バネです。こちらは応力の小さな板バネが必要なところで使用されます。板厚が薄い分、形状カットは歪みがほとんど無い加工を施し、曲げ加工がある場合は、その分金型も高精度な物でなければなりません。
複雑な曲げ加工や、多孔子形状の板バネも多くご依頼いただく板バネの一つです。多孔子形状の場合はあまりありませんが、複雑な曲げ加工の場合は簡易金型が必要になることがあります。プレス用金型と違い局所的に金型を製作するため、プレス金型に比べて安価に金型製作できます。
既存の金型を極限に利用した板バネ事例です。既存の金型を使用することによって金型費用なしで加工が可能です。こちらは微妙な寸法の違いによっても、簡易金型が必要になる場合がありますので、予めご了承ください。
エンボス加工や溶接による複合形状・異種金属の板バネの製作も行っております。基本的に板バネは、熱を加えすぎるとバネ性を失ってしまうため、固定方法はねじ止めやカシメで行いますが、一体型にする場合はスポット溶接加工で接合します。
近年、耐熱素材や高耐食素材の板バネも活用されつつあり、こちらは随時製作領域を広げ続けている板バネで、下記は一部分になります。
耐熱素材としては、インコネルやハステロイが多いところで、こちらは高耐食素材としても使用されています。そのほかに、上記にもありますが、強強度材料のSUS631や焼入れリボン鋼・ベーナイト鋼の板バネも製作しています。
もちろんt1.0で手のひらサイズの板バネも加工はできますが、上記のような加工が多いことには理由があります。
金型レス加工が可能な理由として、多種多様な形状の板バネに対応できるよう、オリジナルの既存金型を取り揃えております。ただしすべての形状に対応するほどの膨大な金型を製作しているわけではなく、加工できる範囲にも限りをつけています。
できる限り金型レスで加工をするようにはしていますが、1000個ほどの中ロットの製作や、少量でも金型レスではできない加工に関しては簡易金型を製作して加工を行います。上記にも少し書きましたが、簡易金型はプレス用金型と違い局所的に金型を製作するため、プレス金型に比べて安価に金型製作できます。金型費用を抑えることにより、小ロット・中ロットの加工を実現できるようにしています。
板バネに以外に、創業時から行っているスポット溶接加工で様々材質を取り扱うようになり、入手可能な材料も増えてまいりました。また、弱電、半導体、ガス器具、照明器具、建築部品、車輛(電車)、造船、医薬品、などの産業を地場として製造業の街である大阪の地で材料調達が容易であり、定尺板、ミニマム単位の材料も即日入手可能で、板バネ、シールドケースをはじめとする板金パーツのタイムリーな製作対応を可能としています。
上記の内容に合っていても微妙な寸法の違いや、形状の違いで加工できない場合もありますので、まずは、一度お問い合わせください。
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