
1837年、ニューヨークで創業した宝飾ブランド「ティファニー」。
創業者であるチャールズ・ルイス・ティファニーが収集した最高級のダイヤモンドジュエリーなど、
受け継がれてきたアーカイブジュエリーの数々を一般公開する特別展に訪れた。
(阪急うめだ本店 9階 阪急うめだギャラリー)
世界的大女優も愛用するティファニーコレクション。
また、社交界の名士たちはがナイトクラブや映画のプレミア、大きなコンサートホールなどで過ごす
エレガントな夜の為にジュエリーを選んでいる。
この伝統は、ティファニーの魅力と精神を完璧に表現した1961年公開の映画
「ティファニーで朝食を」を皮切りに、芸術、文学、映画などに影響を与えている。
学者たちが世界中から、ティファニーの宝石を採取し、
手にしたデザイナーが、自然界に存在する模様をベースに、
デザインを行い、熟練した技術を持つ職人たちによって形作られる。
卓越した彼らの手作業によってジュエリーたちはインスパイアされる。
「人々の魂に触れ、人々の心を揺さぶる」
人々に感動を与える究極のものづくりに触れると共に、
物語を感じ取る事ができる名作の数々。
ティファニーで共働する人々は、まさに
生活の芸術家として、人々に感動を与え、
与えることの喜びの連鎖を体得していると思える。
単に、売れる商材を提供(作る)するのではなく、
人々の笑顔の連鎖を行うことこそが、
水道哲学(松下幸之助氏)と共存する、
ものづくりの本質ではなかろうか。